安藤雅信 定番の器展
―創り続ける理由―

5月23日(土)〜28日(木)11:00〜19:00

お話し会】5月23日(土)3時より 参加費1000円(アンダンテコーヒーとお菓子)
「創り続ける理由」 
定番の器と、カバーバージョンの定義
ゲスト 陶芸家 石原稔久
[会場] ギャラリー アンダンテ3(美味しいコーヒーのCafeアンダンテの隣にあります)
アドレス:福岡市中央区桜坂1-2-31

お問い合わせ  沼田塾 沼田 みより TEL 0943-77-2127・080-178-1163
e-mail : info@numatajyuku.com URL : http://numatajyuku.com

   

安藤雅信氏が、定番としてしたためる器は、1000種を越えるということです。
白、黒、銀彩のシリーズを中心に、毎日使うカップ、小皿、ボール、小鉢から晴れの日の器、
鍋類にいたるまで そろっていて、まだ誰も全種が、一同にそろったところをみた事がないのです。
もちろんご本人も。

私はそれを、時々夢に見ることがあります。
広い床やら壁やらに、一堂に並ぶ器を遠目に見て興奮している・・・
でも、近寄ることを躊躇しているのです。
その気持ちは自分の夢なので当然察しがついています。
安藤氏の定番の器のフォルムは、ちょっとしたくびれや、
口の広がり、リムのサイズ、こうだいの高さなどで、品番が分けられているから、
それをずらりと並べると 興奮と混乱で、選ぶことができなくなる。
そんな自分を予想しているからでしょう。それとあまりの嬉しさに
足がすくんでいるということも考えられます。

我家の食器棚は、半分以上が安藤さんの器で、嬉しく思うのは
眠っていいる器がないということです。
それに加え、昨年、定番の微妙な形の違いが味わいたくて、毎日使いそうな
イタリアボールなどを5つほど求めてみました。
そして、手元のものと合わせ、毎日の食卓で、使い分けてみました。
パンにつけるオリーブオイル、上手にできたからし酢味噌、一握りのお漬物、
庭先の初ものふきのとうのおひたし、
遠くから届いた、美味しい珍味、木の実、等々・・・
日々の、宝物のような食べものと選んだ器がピッタリきたときの気持ちよさ、
「さあいただこう」という喜びが
一層こみ上げてきます。

そして、実感できました!微妙なフォルムの違いでも、
個々の器は、全く別ものであるということ。

安藤雅信氏が、定番の器として残していきたいと思うもの、
どういう定義であるのでしょう。
そして、オランダや、イタリア、古きよきものを、安藤さん流に写した、
「カバーバージョン」の話。
ものを見る、選ぶ、ものさしが見えてきそうな気がします。
 

我が家の小さな器

伏せて味わうそれぞれの形

++安藤雅信プロフィール++
「ギャルリ百草」店主。茶人、陶芸家、彫刻家、アートプロデューサー 1957年、岐阜県多治見生まれ 武蔵野美術大学彫刻学科卒業。 学生時代はジャズに明け暮れる。 1981年現代美術作家活動を始める。 アルミ、コンクリート、土・・・・コンセプチュアルなアートを追求しながらも、 一方で 西洋美術の文脈だけで創作することに違和感を感じる。 29歳、茶道を始める 32歳 アジアへ放浪の旅。インドにて仏教を学ぶ。 1990年代,それ以前の頭で考えたような制作に行き詰まり、 自らの手で 何かを作り出すのだと作陶の道へ。 1998年「衣食住」という生活の基本から 「美術」「工芸」を見つめたいと 「ギャルリ百草」を開廊。 2000年焼き物を学ぶ後進のために、仕事場、studioMAVOを開く。


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