安藤雅信さんが愛する音楽の話

「縦軸と横軸、両方を見ながら“何かに憧れを持って進むこと”。
それは僕がやっているアートにも同じ事が言える。」(安藤雅信)


作陶の時間も、日常のふとした時も、音楽が常にそばにないと落ち着かないという安藤さん。

10月21日(土)のトークライヴでは、「マイルス・デイビスとスライ&

ザ・ファミリーストーン」をキーワードに、音楽を通して

の自身の在り方や作品との繋がりについて興味深いお話が伺えます。

今回はその前に、安藤さんと音楽との関係を少し・・・。


■音楽との出会い

安藤さんが初めて買ったレコードは、小学生の頃、お姉さんと一緒に買った
アメリカのTVショー「ザ・モンキーズ(※1)」(1966〜1968)のレコードでした。
それから、中学生になった1971年頃は、ポップスの傍らフォーク・ブームが
始まった年(吉田拓郎の『結婚しようよ』など)。
フォーク、ロックを一通り聴きあさり、3年生の頃にはすでにジャズを
聴き始めるようになったといいます。
当時、名古屋の高校に通っていた2つ違いのお姉さんの影響で、さまざまな音楽の
情報を得ていたそうですが、その早熟さゆえ音楽で話の合う友人は周りにいなかったとか。

音楽にますます傾倒していくようになったのは、高校生になって。
学園祭でとあるバンドのドラマー募集を知って、ドラム初心者だったものの名乗りを上げます。
実際に楽器を演奏することで、本格的に音楽の素晴らしさに触れていきました。
バンドを続けながらの浪人時代を経て、武蔵野美術大学に入り、ジャズ研に入部。
“音楽で食べていきたい”という思いが生まれますが、プロドラマーとして
やっていくまでの技術は自分にはないと決断します。
自分のドラミングには感覚的な部分が強く理論面が弱いと感じていたことから、
基礎を養うためにクラシックの個人教授の下、フルートを学んだこともありました。
それから大学卒業後、数年して、やはり美術を志そうと現代彫刻の道へ。
そういうわけで、大好きな音楽は今も常に、安藤さんの身近に在るのです。
そこから先の安藤さんの彫刻や器に対する思い、その傍らにある音の世界についてなど、
普段なかなか聞くことのできないお話は、当日のトークライヴにて・・・。

(※1)1964年に公開された大ヒット映画「ビートルズがやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!」
を手本に、アメリカの人気歌手グループ、The Monkeesを主人公に製作されたコメディ番組。


*ホームページでは、後日追加で、安藤さんお気に入りのCDなどを紹介する予定です。
どうぞ、お楽しみにしていてください。

interview by Arei Maeda